温泉バイナリー発電の実証実験にはじまり、豪雪地帯の温泉街ならではの風景と文化づくりを目指したプロジェクトが、温泉の可能性を広げるまちづくりとして評価され、このたびの受賞となりました。
以下、グッドデザイン審査委員からいただいたコメントを紹介させていただきます。
「2010年度から始まった温泉熱を利用したバイナリー発電の実証実験は残念ながら終了したが、その間に得た様々なノウハウとアイデアを消雪パイプに転用、同時に景観整備を行ったプロジェクト。温泉熱は消雪だけでなく、旅館の調理などにも利用され、自然エネルギーの幅広い活用方法として注目に値する。消雪パイプ設備の建屋等は東京の建築家が設計しているが、プロジェクトの中身には地域住民、そして地元在住のデザイナーがしっかり関わっている点を評価したい。」
今回の受賞を励みに関係者一丸となって雪と温泉の恵みをいかしたまちづくりを進めて参ります。
これからの松之山温泉にどうぞご期待ください。
事業名
松之山温泉景観整備計画
事業内容については以下の記事をご覧ください。
雪を、宝へ。松之山温泉の景観整備がはじまっています。
事業主体
松之山温泉合同会社 まんま
デザイナー
株式会社蘆田暢人建築設計事務所/株式会社ENERGY MEET 蘆田暢人
株式会社4CYCLE フジノケン